 | 昭和61年(1986年)に開館した滝川市美術自然史館は、ひと つの建物の中に美術部門と自然史部門を併せ持ったユニーク な博物館です。美術部門は滝川ゆかりの三作家、岩橋英遠、 一木万寿三、上田桑鳩らの常設展示室があります。また自然 史部門には500万年前、この地に生息していたタキカワカイギ ュウや、子どもたちに人気のティラノサウルスなどの骨格標本 を展示しています。 | 【美術部門】
日本画家 岩橋 英遠 <明治36年(1903年)〜平成11年(1999年)>
岩橋英遠は屯田兵の2代目として江部乙村(現・滝川市江部乙町)に生まれる。家業のりんご園を手伝うも、画家を志し、大正13年21歳で上京し、山内多門の塾に入門。昭和9年、院展初入選。戦後は安田靫彦門下に加わり、日本美術院を中心に活動を続けました。 大自然の事象を詩情豊かに壮大なスケールで表現した独自の画境を築き上げ、深い精神性と優れた造形力を兼ね備えた作品世界を展開しています。 東京藝術大学教授、日本美術院理事を経て、平成元年に文化功労者、平成6年には文化勲章を受章しました。
洋画家 一木 万寿三 <明治36年(1903年)〜昭和56年(1981年)>
一木万寿三は滝川村に生まれる。少年時代、一家で江部乙村(現・滝川市江部乙町)に転居。家業のりんご園を手伝いながら絵画の研究に励みました。隣に住む岩橋英遠とも親しくなり、大正15年22歳で上京。本郷絵画研究所に学び、安井會太郎らの影響を受けました。昭和4年には帝展に初入選。晩年は一水会の作家として自己の画風を誠実に貫きました。 昭和19年、戦争のため郷里・江部乙に疎開。りんご園やそこに働く人々を明るく伸びやかな作風で描きました。全道美術協会、滝川美術協会の創立にも参加し、北海道洋画界の重鎮として活躍しました。
書 家 上田 桑鳩 <明治32年(1899年)〜昭和43年(1968年)>
兵庫県に生まれる。書家を目指し昭和2年に上京。比田井天来の門人になる。数年後金子■亭、桑原翠邦、手島右卿らが天来に師事するが、桑鳩はその中心的存在となりました。「書は芸術である」という自覚のもと理論と実践の意欲的な試みを行い、後の前衛書と近代詩文書の母体となりました。さらに『奎星会』を結成して後進の指導に努めるとともに、日展、毎日書道展の審査員を歴任しました。 それらの審査員等も辞し、無冠の書人となった晩年は、こよなく愛した滝川で多くの作品を残しました。 ※■は、鴎の区のメが品
| 【自然史部門】
タキカワカイギュウ
タキカワカイギュウは、今から500万年前、滝川が海であった頃にすんでいた動物です。その化石は1980年、市内を流れる空知川の河床から発見されました。体長は約8メートル、重さ4トンに達したと推察されます。海底に生えた海藻を、牛のように食べていたことから“海牛”と呼ばれています。タキカワカイギュウは寒さに適応した海牛で、歯はなく、上肢が著しく退化しているのが特徴です。1988年には研究がまとめられ、ヒドロダマリス属の新種であることが判明。日本で寒冷に適応した海牛が独自に進化したことを明らかにした貴重な化石として、1984年に北海道天然記念物に指定されました。 展示室にはその他、タキカワカイギュウの祖先にあたるヨルダニカイギュウや、1741年にベーリング探険隊によって発見されましたが、乱獲によって絶滅したステラーカイギュウなどの骨格標本も展示しています。
恐竜たち
タキカワカイギュウの他に自然史部門の展示室には、子どもたちに人気のあるティラノサウルスをはじめ、プロトケラトプスなどの骨格標本も展示。その大きさを実感して下さい。 |
【ご利用案内】 ○開館時間 10時00分〜17時00分 ※入館は16時30分まで ○休館日 月曜日、国民の祝日の翌日 年末年始(12月31日〜1月5日) ○入館料 ▲美術自然史館のみ 一般600円・高校生360円・中学生240円・小学生120円・幼児無料
▲こども科学館との2館共通券 一般800円・高校生500円・中学生300円・小学生200円・幼児無料
▲こども科学館及び郷土館との3館共通券 一般900円・高校生570円・中学生340円・小学生230円・幼児無料
※団体割引(10人以上)あり
○貸館 使用料
| 区分 | 基本額 (1日につき) | 加算額 ( 1日につき ) | | 1回の入場料 | 120円以上 360円未満 | 360円以上 600円未満 | 600円以上 1,200円未満 | 1,200円以上 | | 企画展示室 | 入場料を 徴収しない場合 | 開催期間 | 24,000円 | | | | | | 準備期間 | 8,000円 | 入場料を 徴収する場合 | 開催期間 | 24,000円 | 2,400円 | 7,200円 | 12,000円 | 16,800円 | | 準備期間 | 8,000円 | | | | | | ロビーA | 2,800円 | | | | | | ロビーB | 入場料を徴収しない場合 | 10,000円 | | | | | | 入場料を徴収する場合 | 10,000円 | 1,000円 | 3,000円 | 5,000円 | 7,000円 | 備考 ・使用料は、1日に満たないときは1日とみなす。 ・入場料とは、入場料金、観覧料金その他これらの類にするものをいう。 ・備付け備品などの使用料は、別に定める。 ※詳細は滝川市美術自然史館(電話:0125-23-0502)までお問い合わせ下さい。
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