トップ > の中の秘書室 > の中の 市長コラム「百折不撓」

ひゃくせつふとう
『何度失敗しても志を曲げないこと。』

 いよいよ春も本番。市役所内においても、いろいろな仕事が動き始めていますが、今回は「定住自立圏構想」についてお話をさせていただきます。
 国においては、地方の自治体の効率性など、さまざまな観点から自治体合併を推進し、各地で平成の大合併が行われました。合併が一段落したことを受け、次に国は5年前から「定住自立圏構想」を推進しています。これは中心市要件を満たす市が近隣の市町と協定を結び、各自治体の独自性と特色を生かし連携を深め、圏域内の魅力を高めて定住を促進し、国が財政的に支援するという制度です。私は、中心市として要件が満たされているまちは空知では滝川市だけであったということや、合併がかなわなかったこの地域が生き残るために、また人口減少が著しいこの地域に定住し続けていただくためにはどのようにすべきか思慮を重ね、この制度を活用すべきと考えていました。
 中空知5市5町の首長をはじめ、多くの方々のご理解のもと、今年1月15日に砂川市と共に複眼型の中心市宣言をさせていただきました。これからビジョンを策定し、市民の皆さんにご意見をいただき決定してまいります。ほかの地域でも取り組みが進んできており、成功例も数多くあります。医療や福祉、観光など連携を深めて中空知地域の魅力を高め、住み良い地域づくりを進めます。
 明治以来、中空知の5市5町はそれぞれの歴史を歩んできました。開拓から繁栄そして現在と、まちの生い立ちは違えど先人たちの思いは同じでした。互いに隣人として手を携えて生き抜いてきた歴史はこれからも続くのです。「百折不撓」先人たちと同じ思いを持って。

広報たきかわ5月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。


最新更新日時:2016年02月29日

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