トップ > の中の秘書室 > の中の 市長コラム「不易流行」
『変わらぬ本質的なものを忘れない中に、新しく変化を重ねているものを取り入れていくこと』
先日、テレビで「ザ・タイガース」のコンサートの中継が流れていました。私が中学生のころにいわゆるグループサウンズのブームでしたので、大変懐かしく思い見ていました。不思議なことにほとんどの曲を覚えていて、思わず歌詞を口ずさんでいました。ジュリーこと沢田研二さん(65)をはじめメンバーの皆さんは全盛期とはいくぶんか違っていましたが、とても若々しく声もすばらしかったです。観客席も当時のファンが多いようでしたが、ものすごい声援でした。
世界保健機構(WHO)の定義では65歳以上の方が高齢者となっていますが、私の好きな吉田拓郎さん(68)や小田和正さん(66)、井上陽水さん(65)などはとても高齢者と思えない若々しさで活躍されています。最近市内の老人クラブに入会される方が減少しているそうですが、まだまだ若いのだから老人扱いは嫌だという思いの方々が増えているのかもしれません。しかし、老人クラブの皆さんは仲間づくり、地域への貢献など、しっかりとした活動をされています。ぜひ関心を持っていただければと思います。
私も還暦を迎えてこれまで難なくできた運動がつらかったり、新しく飲む薬が増えたりと何気ない日常の中でも少しずつの変化を感じていますが、こうした変化を受け止めつつ、これからも一歩一歩着実に歩んで行きたいと思うこのごろであります。
まちづくりも同じだと思います。この地域が明るく元気で住み良いまちであり続けるために、私たちはさまざまな変化を重ねていくことが必要です。変化を恐れることなく新しく挑戦する勇気を持って。
広報たきかわ6月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。