後期高齢者医療制度について
後期高齢者医療制度とは
平成20年3月まで老人保健制度で医療を受けていた高齢者は、国民健康保険や社会保険などの医療保険制度に加入していましたが、急速に高齢化が進んでおり、国民生活の基盤である国民皆保険制度を維持し、将来にわたり持続可能なものにするためにも、平成20年4月から、新たに独立した医療制度「後期高齢者医療制度」が始まりました。
制度の運営主体
道内の全市町村が加入する「北海道後期高齢者医療広域連合」が、保険証の交付、保険料の決定、医療費の給付などを行います。各種窓口業務や保険料の徴収は各市町村が行います。
対象になる方
道内にお住まいの
・75歳以上の方
・65歳以上74歳以下の方で、一定の障がいの状態にあるという認定(障害認定)を広域連合から受けた方
受診の際は
被保険者証等を提示又はマイナンバーカードで電子資格確認を行ってください。
保険料について
前年の所得により算定された保険料を被保険者全員が支払います。
(所得の低い方は、世帯の所得水準に応じて保険料が軽減されます)
社会保険などの被扶養者だった方も保険料を負担することになります。
(軽減措置により所得割がかからず、均等割が軽減されます)
一定額以上の年金を受給する方で、口座振替を選択しない場合は、保険料の特別徴収(年金天引き)を行い、それ以外の方は、口座振替等による普通徴収を行います。
お支払いいただく保険料は、6月中旬にお知らせします。
【特別徴収】
年金の額が18万円以上で、介護保険と後期高齢者医療制度の合計額が支給される年金額の1/2を超過しない方が対象です。
・4月、6月、8月の年金…前年2月の徴収額が適用される仮徴収額
・10月、12月、2月の年金…前年の所得による本徴収額
【普通徴収】
特別徴収の対象とならない方や口座振替を希望する方が対象で、6月から次年1月までの8回に渡り、納付書または口座振替で納めます。
医療機関での自己負担
1割負担(ただし、現役並み所得者は3割負担)となります。
医療費が高額になったときは、限度額適用・標準負担額減額認定証の発行や、高額介護合算療養費、入院時食事代の標準負担額など、その他の給付が受けられます。
健康診査を受けましょう
定期的に健康診査を受けることは、疾病の早期発見、早期治療につながり自らの健康管理を見直すきっかけにもなります。
毎年必ず受けましょう。
■検査項目
身体計測・診察 | 問診 | これまでにかかった病気や、現在治療中の病気と飲んでいる薬、日常生活習慣、自覚症状などについてお聞きします。 | |
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身体計測 (身長・体重・BMI) |
身長・体重を計測し、体重が適正かどうか(BMI)を計算します。 BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) |
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血圧測定 | 血圧を測ります。 高血圧の状態が続くと、動脈硬化を招きやすく、心筋梗塞や脳卒中、腎臓病などを引き起こす要因になります。 |
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血液検査 | 血中脂質検査 | 中性脂肪 | 血液中の脂肪の量を測ります。 中性脂肪が異常に増えると、余分な脂肪として体内に蓄積され、動脈硬化が進行します。 |
HDL-コレステロール | 血液中の脂肪の量を測ります。 善玉コレステロールと呼ばれ、動脈硬化を予防します。 |
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LDL-コレステロール | 血液中の脂肪の量を測ります。 悪玉コレステロールと呼ばれ、血管の内側に付着し動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。 |
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肝機能検査 | GOT | 肝臓の機能を調べます。 検査データが高いと、肝炎などの肝臓の障害が疑われます。 |
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GPT | |||
γーGTP | 肝臓や胆のうの機能を調べます。 検査データが高いと、アルコール性肝炎などが疑われます。 |
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血糖検査 | 空腹時血糖 | 血液中の糖分の量を測ります。 検査データが高いと、糖尿病などの疑いがあります。 どちらか一方の検査になることがあります。 |
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HbA1c | |||
腎機能検査 | 血清クレアチニン(e-GFR) | 腎臓の機能を調べます。 数値によっては慢性腎臓病などが疑われます。 |
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尿酸検査 | 血液中の尿酸の量を測ります。 数値によっては腎不全や痛風などが疑われます。 |
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尿検査 | 糖 | 尿中の糖分の有無を調べます。 血糖値とともに糖尿病の診断の指標になります。 |
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たんぱく | 尿中のたんぱく質の有無を調べます。 一定以上増加すると、腎臓の障害が疑われます。 |
■受診料は?
1年度に1度、無料で受診していただけます。
対象の方には、一部の方を除き、6月上旬に無料受診券をご自宅にお届けします。
■対象者は?
滝川市で後期高齢者医療保険に加入されている方が対象となります。
ただし、次のいずれかに該当する方は受診できません。
・刑事施設、労役場等の施設に拘禁されている方
・病院または診療所に6か月以上継続して入院している方
・障がい者支援施設、養護老人ホーム、特定施設、介護保険施設等に入所・入居している方
・今年度中に特定健康診査または特定健康診査に相当する健康診査をすでに受診している方
■受診方法は?
無料受診券がご自宅に届いてから、ご希望の受診機関に各自ご予約のうえ、受診していただきます。
滝川市では「個別健診」「集団健診」「バスツアー健診」を実施しており、ご希望の受診方法をお選びいただけます。
受診時には「無料受診券」・「問診票」・「後期高齢者医療被保険者証」を持参してください。
受診後、受診期間から受診結果が送付されます。
詳細は受診券と同封のパンフレットや、市の広報をご覧ください。
【個別健診】
市内の複数の医療機関で、お手元に受診券が届いてから次年3月31日までの期間中、実施しています。
必ず事前に、指定の医療機関にご予約ください。
※受診できる医療機関や連絡先等は受診券に同封するチラシや広報たきかわ等に掲載しています。
【集団健診】
実施日程があらかじめ決まっており、保健センター(江部乙健診は農村環境改善センター)で実施されます。
必ず事前に、保健センター(TEL 0125-24-5256)にご予約ください。
【バスツアー健診】
実施日程があらかじめ決まっており、保健センターからバスに乗り、検診センターへ行きます。
必ず事前に、保健センター(TEL 0125-24-5256)にご予約ください。
■受診券をなくしてしまった場合は?
再交付ができます。被保険者証をお持ちのうえ、保険医療課医療費助成係の窓口までお越しください。
ただし、年度内にすでに健康診査を受診されている場合、2度目以上は受診料が自己負担となりますのでご注意ください。
■健康診査に関する問合先
・受診券や個別健診に関する問合先…保険医療課 国保年金係 TEL 0125-28-8016(直通)
・集団健診やバスツアー健診に関する問合先…保健センター TEL 0125-24-5256
問合先
制度や保険料の詳細については以下にお問い合わせください。
■北海道後期高齢者医療広域連合
ホームページ http://iryokouiki-hokkaido.jp/
TEL 011‐290-5601
■保険医療課医療費助成係
TEL 0125‐28-8018(直通)