トップ > の中の秘書室 > の中の 市長コラム「馬耳東風」

ばじとうふう
『人の意見や批判を聞き流すことのたとえ。東風とは春風のことで、人間には心地よい春風でも、馬の耳には何も感じないという意味。』

 いよいよ4月、新年度の始まりです。消費税増税など、慌ただしい中でのスタートですが、心地よい春風はうれしいですね。
 人は社会生活を営む中で、多くの人と接します。その中で、周りの人たちから、自分はどのように評価されているのか、自分はどう思われているのかを気にされる方も多いと思います。周りを気にするあまり、気持ちが萎えそうになることもあると思いますが、時には「馬耳東風」と聞き流すことも大切ではないでしょうか。
 先日のソチオリンピック・パラリンピック出場選手を、市民の皆さんも懸命に応援されたことと思います。冬季スポーツの楽しさを改めて実感し、パラリンピック日本代表のメダルラッシュをはじめ、各国の選手の活躍に感動しました。中でもフィギュアスケートの浅田真央選手とスキージャンプの高梨沙羅選手には、涙が出てしまいました。
 浅田選手は今回が集大成のオリンピックとして、日本はもとより、世界中の注目を浴びての参加でした。メダルは逃したものの、フリーの演技では自己最高点を記録し、重圧の中で自身が納得する結果を出しました。
 高梨選手も、小さな体に大きな期待を背負って、頑張りながらもメダルには届かず、悔し涙になってしまいました。しかし、その後のワールドカップでは、気持ちを切り替えて優勝し、2年連続でワールドカップ総合優勝を成し遂げました。
 二人のすごいところは、自分自身としっかりと向き合い、自身をコントロールする強い精神力を持っていることだと感じました。この歳になっても、未だに未熟な自分が恥ずかしくなりました。
 4月から、2020年東京オリンピック・パラリンピックの滝川での合宿誘致を目指します。「スポーツの力」を、市民の皆さんとともに、間近で体感してみたいと思います。

広報たきかわ4月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。


最新更新日時:2014年03月26日

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